恋するように暮らしたい、花みずき工房

花みずき工房は静岡県浜松市に本社を静岡市に支店を置く住宅会社
自然素材を取り入れ、ご家族の暮らしをデザインする住まいの工房です


自分が設計した建物が月日を経て 今どの様になっているか気になります。
近くを通ることがあれば少し回り道をして 近隣の方々に怪しまれない程度に
道路から拝見させて頂いています。
外構工事が完成し 植栽も進み周囲に溶け込んでいる様子を拝見できると とても嬉しくなります。
目立つところに″アメリカ花みずき″を発見できれば更に感激します。
できればお邪魔していろいろお話を伺いたいと思うのですが ほんとうにお邪魔になりそうでいつも
躊躇してしまいます。
設計事務所勤務時代は東京近郊の仕事も多く北海道から九州まで広い地域での仕事に携わってきたので
遠方の建物では完成後約20年以上一度も見ていないものもたくさんあります。

そこで最近は休日に時々 自分で設計した建物を探しにグーグルの旅に出ます。旭川・博多・大分・・・と。

先日には東京の目白に行ってきました。もちろんモニター上ですが・・・。

実際に東京には時々行きますが時間がなくて回ってこれません。

山手線目白駅をでて左折すると すぐに左側に揚子江というレストランがあって
いつもそこで晩御飯をたべていました。皇太子殿下が学生時代時々そこで食事をされていたそうですが
残念ながら一度もお会いしたことはありません。
少し西に進んで交差点を左折すると 今度は昼御飯をいつも食べていたとんかつ屋があります。
その前を通りすぎると住宅街に入って行きます。当時は道路の真ん中に木が植わっていたような気が・・。


F.L.ライトの弟子
その道の突き当たりが日立目白クラブ(旧学習院昭和寮) 












再度左折すると左側に・・・・・。ない!! 違う建物が建っている。 大ショックです。

ここには以前 フランク.ロイド.ライトの最後の弟子とも言われた遠藤楽(えんどうらく)氏の設計した
RC造地下1階地上3階PH付(4階?)の住宅が建っていました。

その建物を増改築する仕事で 池袋サンシャインが見える位置に鉄骨でサンルームを増築したり 地下にバーを作ったり
全面改装で 1億数千万の仕事でした。

設計事務所に入社して数年後に任されて ドラフター(製図器具)を現場に持ち込んで手書きで図面を作成しながら
進めました。 ※当時はCADなんてまったく普及していませんでした。

工期に余裕が無かったのでしかたないのですが 今思えば内部の解体を進める前に既存の詳細調査を
すべきだったと後悔しています。 それは あとで知った事ですが
遠藤楽氏は暖炉が非常に得意だったそうです。ご自身が″暖炉だけはライトよりうまい″と語っていたそうで
良く燃えたが 燃えすぎないような勘所を熟知していて それを精密に作ったということです。

今回 リフォームから約30年経った目白の家はもう残っていなかったという残念な旅になってしまいました。

次の機会に今度は博多に旅に出ようと思います。

最後に遠藤楽氏とF.L.ライトの右腕と呼ばれた父 遠藤新(えんどうあらた)氏の作品を紹介してFinとします。

F.L.ライトの弟子

F.L.ライトの弟子










F.L.ライトの弟子


F.L.ライトの弟子

noji



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Posted by 花みずき工房 at 15:37 │スタッフブログ

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